液体で時刻を表示するには。
時刻を表示するために、針を使う。
子供のころに、時計を勉強するために、針だけ付いた絵本であそんだ記憶があります。
そんなあたりまえの針が、いるのまにかデジタル数字に代わりました。
でも、やっぱり針は見やすい。
そんな時計の針の概念を変える。 液体時計。
実用性より、技術者の夢を感ずる腕時計。
HYT :Hydro Mechanical Horologists.
液体機構時刻表示方式。 という感じでしょうか。
HYT裏面
スケルトン(透視)構造なので、表示方法をかいまみることができます。
下部に、二つのじゃばら(ベローズ)が見える。
内部に液体が封入されていて、それぞれのベローズは、表面に見える透明の管(ガラス管?)を通じてつながっている。
ただし、角ベローズには、それぞれ比重の異なる二種類の液体が封入されている。
一方の液体には蛍光物質を入れてあるので、液の動きが見える。
原理はわかりますが、正確に動かすためにはたいへんな精度を要求されるかと思われます。
このような精密機械に耐久性をもたせる工夫も相当なものでしょう。
日本法人